バイクツーワーク サンフランシスコ 体験記

明日、富山ではじめてのバイクツーワーク、東京や他都市では少し前から行われています。

その実施団体のメンバーに、サンフランシスコでバイシクルメッセンジャーをしている方がいらっしゃいます。

そのとき出会った2005年と2006年のbike to work dayの感想です。

(モビリティウイークはヨーロッパの取り組みですが、バイクツーワークはアメリカの取り組みでもあり、どちらも世界的な取り組みなのです!)

サンフランシスコの「Bike to Work Dayサンフランシスコ((以下SF)」では 毎月宣 伝はしないものの、地下鉄、バス、トローリーなどの乗り物が一日無料になる日が あるくらい、環境をとても気にしながら人々は生活しています。全ての人たちが気 にしているというわけではありませんが、きっかけづくりがものすごくうまいSF。そ んなSFでの自転車を使ったエコ活動 「Bike to work」 は一ヶ月前から、バスの側 面、バス停にある広告、トイレにある広告などで大きなポスターを使い宣伝し始め ます。

Bike to Work の初日 SF全てのストリートというわけではなく、限られた メインストリート(マーケットst、 ヴァンネスst、コロンブスst、モントゴメリーstなど)に対して ブースが設けられま す。その設けられたブースでは、大量のバナナ、コーヒーを提供する人たち、そし てバッグにいろいろと(bike to workの冊子、スポンサーの広告、Tシャツ、バッジ、 ステッカー などなど)が入っており、それをある価格($10から$15)で販売をし ています。バナナとコーヒーは無料です。 ブースの数は SFが小さいがために 多くはなかったですが(実際の数はわかり ません)自転車が最も通る場所に設けられているため、とても助かりました。昼に なると、クッキーと水を出し始めます。バナナも再度大量入荷。本当にただこれだ けのことなんですが、一番驚いたのは、多くの人がこのアイデアに賛同し、その日 だけでも 多くの人たちが街を自転車で動き回るのですが、その日からを境に自転 車で通勤をする人が増えるのです。いろんな形で現れる通勤者。 例えばどこで購入したか、もしくは自分で組み立てたかと思うくらいの自転車をこぎ ながら集団で通勤する人たちの姿。ものすごく古い自転車をこぐおじいさんとおば あさん。若い人たちだけではなく、全ての世代の人たちがこの行事に参加していま した。街は笑顔と挨拶からおこる声の行き来がとてもすがすがしく、頼もしく、幸せ になる日だったことを覚えています。

車や、バイクを使わず通勤、通学することは 一日でも地球のためになること。僕ら ができることではないでしょうか。

反対にこの日を境に危ないなと思ったのは、自転車が増えすぎたために、交通に 混乱や、自転車が渋滞など。とりわけ大きく目立つわけじゃないですが、地球に対 して良い反面人間は少し我慢が必要なのではと感じました。

 

とのこと。

 

自転車通勤が我慢かというと私にとっては自転車だろうが公共交通だろうが「通勤」自体が我慢だったりもしますが、日頃、少し不便を感じてまで自転車で通ってる勇者たちに明日はバナナや笑顔で自転車通勤をたたえたいと思います。

 

自転車ツーキニスト、ぜひ、お立ち寄りください!